認第1号 平成24年度小金井市一般会計歳入歳出決算に対して、小金井市議会公明党を代表して賛成の立場から、討論を行います。
◆平成24年度の予算は、市税収入の落ち込み、行財政改革で生み出した財源を上回る社会保障関連経費の大幅増、多額の財源を必要とする課題が山積するという、危機的財政状況を背景に、限られた予算を効率的かつ効果的に活用するとして編成され、執行されて来ました。
◆決算では、財政構造の弾力性を現す、経常収支比率が前年度から2ポイント増の99%となり財政の硬直化が懸念されております。
◆そうした中であっても、
- 備蓄品の拡充・安全・安心メール配信や、災害発生時の応急対策に関する協力について北上市、飯田市、宗像市と災害支援協定を締結するなど防災減災対策を推進。
- 女性特有のがんに対する健診の無料クーポン発行や、子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、高齢者用肺炎球菌ワクチン接種を推進。
- 市民待望の施設である小金井市民交流センターは小金井市に移管されて丸一年を迎え多くの方が利用される中で、新たな課題も出ながらも、指定管理者により充実した運営がはかられました。また、農業祭や、市内小中学校の児童生徒の力作が揃う連合作品展や、連合音楽会が駅前の交流センターで開催されたことも特筆に値します。
- 地域商店街の活性化に向けて、大きな追い風になる産業振興用ホームページ、観光協会ホームページの立ち上げ
等についても、評価をするとことであります。
◆しかしながら、本市における山積された課題をクリアするためには、今後数年間は、より一層の緊張感をもった財政運営を行いながら、将来に向けた準備を確実に進めなければなりません。監査委員の審査意見書で示された内容は直ぐに検討および取組が必要であります。
- 受益者負担の見直しを大胆に進めること。
- 決算年度でも軽自動車税のコンビニモバイル納税等が始まりましたが、更に滞納防止策等を進めることや、まちづくりを完成させ企業招致を進める事による税収構造の変革。
- 時間外勤務の抑制においては、日中作業の見直しや承認プロセスの厳正な運用を行うことで、各課13%削減を具体的に推進し、全体10万時間を切ることを達成すること。
など、第三次行財政改革大綱の内容を強力に推進すべきであると進言いたします。
◆重ねて、高齢者の健康増進施策、待機児童対策をはじめとする子育て支援策の具体的見直しを進めるとともに、心身に障がいを持つ方々への自立支援策の更なる充実を切望し、本決算の認定に賛成をいたします。
以上